研究活動

2024年度をもって退職することにしました。

このブログをお読みくださっているみなさんへ。

残暑が厳しい夏ですが、いかがお過ごしでしょうか。このブログを書いている今、台風10号の上陸により激しい風雨が続いています。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、私は、通常より一年早く2025年3月をもって定年退職することにしました。何故一年早めたのかと申しますと、2期4年務めることになる文学部長退任に合わせたからです。文学部長退任後に、一年間だけ役職の無い教員になりますが、そうすると6コマを担当することになり、必然的に松山での講義も複数担当することになります。拙宅から松山校舎までは片道3時間かかり、体力的にシンドイため一年早い定年退職を選択しました。

最近定年退職された教育学科の先輩の先生方は、ごく一部の方を除いて「最終講義」をおこなっていませんでした。私もおこなうつもりもなく静かに退職しようと思っておりました。ある卒業生の方と飲んで、その考えをお伝えしたところ、その話しになり「だったらゼミ生で集まりませんか」という御提案を頂きました。そのことに賛成し、同時に「感謝の気持ちを伝えたい」と思い、それならば「お世話になった方に感謝の気持ちを伝えよう」と考えました。そうして「荒井明夫先生・最後の挨拶」なるイベントを、呼びかけ人と実行委員会のみなさんで開催していただくことになりました。この企画に関わって下さっている方は、歴代ゼミ長経験者の中でのゼミ卒業生有志と、現役ゼミ生の学生さんによります。先日、呼びかけ人と実行委員の学生による最初の会合が開催され、イベントの概要が決まりました。いまからとても楽しみです。

このイベントについては、後日詳細が確定次第、このHPでもお知らせします。

この夏休みは、研究生活の集大成となる『明治前期の国家と地域教育』(吉川弘文館)の校正のための時間に費やしました。もう間もなく完成ですが、そのときにはまたお知らせします。